スマートフォンは今や生活の必需品。だからこそ、購入時には「失敗したくない」と思う方がほとんどでしょう。
しかし実際には、性能が低い、使いにくい、思ったより不便など、「買って後悔した」という声が後を絶ちません。特にエントリーモデルの中には、価格を抑えるために性能が大幅に削られている機種も存在します。
この記事では、2025年最新の情報をもとに、買ってはいけないスマホの特徴、具体的な機種ランキング、選ぶ際の注意点まで徹底的に解説します。読めば、スマホ選びで失敗することはもうありません。
買ってはいけないスマホの5つの特徴
まずは、「絶対に避けたい」スマホの特徴を整理しましょう。
①CPU性能が低すぎる
CPU(SoC)性能が低いスマホは、動作が遅くストレスの原因になります。
特にエントリーモデルには、2〜3年前の低性能CPUを使っている機種もあります。アプリの起動が遅い、ゲームがカクつく、複数アプリを同時に使うと固まるといった問題が発生します。
目安となるCPU性能:
- ハイエンド:Snapdragon 8 Gen 3、Google Tensor G5など → ゲームや動画編集も快適
- ミドルレンジ:Snapdragon 7 Gen 3、Dimensity 8300など → 日常使いは十分
- エントリー:Snapdragon 4 Gen 2、Dimensity 700以下 → 電話・メールのみなら可
**注意:**電話やメールしか使わない方なら問題ありませんが、SNSや動画視聴、ゲームを楽しみたい方は、最低でもミドルレンジ以上の性能が必要です。
②RAMとストレージ容量が少なすぎる
RAM(メモリ)が4GB以下、ストレージが64GB以下のスマホは避けるべきです。
RAMが少ないとどうなる?
- アプリの切り替えが遅い
- バックグラウンドアプリが強制終了される
- 複数アプリを開くと動作が重くなる
ストレージが少ないとどうなる?
- 写真や動画をあまり保存できない
- アプリをたくさんインストールできない
- OSアップデートで容量不足になる
推奨スペック:
- RAM:最低6GB、理想は8GB以上
- ストレージ:最低128GB、写真や動画をたくさん撮る方は256GB
③バッテリー容量が少ない
バッテリー容量が3,000mAh未満のスマホは、1日持たない可能性が高いです。
移動が多い方やゲームをする方は、5,000mAh以上の大容量バッテリー搭載モデルを選びましょう。
チェックポイント:
- バッテリー容量(mAh)
- 連続待受時間
- 充電速度(急速充電対応か)
④OSアップデート保証が短い
OSアップデートやセキュリティアップデートの保証期間が短いスマホは、長く使えません。
AndroidのOSアップデートが2年未満、セキュリティアップデートが3年未満のスマホは、セキュリティリスクが高まります。
推奨アップデート保証:
- OSアップデート:最低3年、理想は4〜5年
- セキュリティアップデート:最低4年、理想は5年以上
長期サポートに強いメーカー:
- Google Pixel:7年保証
- Samsung Galaxy:5年保証
- iPhone:約6〜7年サポート
⑤価格と性能のバランスが悪い
価格に対して性能が見合っていないスマホは、コスパが悪いです。
例えば、10万円以上するのに型落ちCPUを搭載していたり、カメラ性能だけ特化して他の機能が弱かったりする機種は避けるべきです。
【2025年最新】買ってはいけないスマホランキングTOP10
性能・価格・口コミ・サポート期間などを総合的に判断し、2025年時点で「買ってはいけない」と判断したスマホをランキング形式で紹介します。
1位:arrows N(富士通/FCNT)
価格:約3万円〜4万円
発売日:2023年12月
買ってはいけない理由:
- CPU性能が非常に低い(Snapdragon 480 5G)
- RAM 4GB、ストレージ64GBと最低限
- カメラ性能が非常に弱い(約5,000万画素だが画質は悪い)
- 動作がもっさりしてストレスが溜まる
代替案: 同価格帯ならAQUOS wish4や**Google Pixel 8a(型落ち)**の方が性能が良い。
2位:AQUOS wish2(シャープ)
価格:約2万円〜3万円
発売日:2022年6月
買ってはいけない理由:
- 発売から3年以上経過(2022年発売)
- RAM 4GBしかない(Snapdragon 695搭載だが活かしきれない)
- ストレージ64GBで拡張も限定的
- 画面が720pと低解像度
代替案: 後継機のAQUOS wish3またはarrows We2の方が性能が良い。
3位:Galaxy A23 5G(Samsung)
価格:約3万円
発売日:2022年10月
買ってはいけない理由:
- CPU、カメラ、RAMが弱い
- 複数アプリ同時利用でカクつく
- バッテリー容量は多いが、Androidアップデート保証が短い
- ディスプレイの解像度が低い
代替案: Galaxy A36 5GまたはGoogle Pixel 8aの方がコスパが良い。
4位:Xperia 10 V(Sony)
価格:約6万円〜7万円
発売日:2023年7月
買ってはいけない理由:
- 価格の割にCPU性能が低い(Snapdragon 695)
- カメラ性能が価格に見合わない
- 縦長ディスプレイが使いにくいと評判
- コスパが悪い
代替案: 同価格帯ならGoogle Pixel 8aやGalaxy A55 5Gの方が性能が高い。
5位:LEITZ PHONE 3(ライカ/ソフトバンク)
価格:195,696円
発売日:2024年4月
買ってはいけない理由:
- 価格が異常に高い(約20万円)
- カメラ以外は普通のハイスペックスマホ
- カメラにこだわりがないなら完全にオーバースペック
- ソフトバンク専売でキャリアが限定される
代替案: カメラ重視ならiPhone 16 ProやGoogle Pixel 10 Proの方が総合力が高い。
6位:AQUOS wish4(シャープ)
価格:約3万円〜4万円
発売日:2024年7月
買ってはいけない理由:
- Dimensity 700搭載で処理能力がAQUOS wish3から進化なし
- 同価格帯で性能の高いarrows We2が存在
- エントリーモデルとしては悪くないが、他に良い選択肢がある
代替案: arrows We2または**Google Pixel 8a(型落ち)**の方がコスパが良い。
7位:Redmi Note 11 Pro 5G(Xiaomi)
価格:約4万円
発売日:2022年5月
買ってはいけない理由:
- 発売から3年以上経過(2022年発売)
- OSアップデート保証が短い
- Xiaomiは日本市場でのサポートが弱い
- 型落ちすぎて今から買うメリットがない
代替案: Redmi Note 13 Pro+ 5G(最新モデル)またはGoogle Pixel 8a。
8位:OPPO Reno7 A(OPPO)
価格:約3万円〜4万円
発売日:2022年6月
買ってはいけない理由:
- 発売から3年以上経過
- CPU性能が低い(Snapdragon 695)
- RAM 6GBは及第点だが、ストレージ128GBのみ
- 後継機のOPPO Reno11 Aの方が性能が良い
代替案: OPPO Reno11 AまたはGoogle Pixel 8a。
9位:moto g53j 5G(Motorola)
価格:約3万円
発売日:2023年6月
買ってはいけない理由:
- CPU性能が非常に低い(Snapdragon 480+ 5G)
- RAM 8GBはあるが、CPUが足を引っ張る
- カメラ性能が弱い
- MotororaのAndroidアップデート保証が短い
代替案: moto g64 5G(最新モデル)またはarrows We2。
10位:iPhone SE(第3世代)※中古で古すぎる個体
価格:中古で約3万円〜5万円
発売日:2022年3月
買ってはいけない理由:
- バッテリー容量が非常に少ない(2,018mAh)
- 画面サイズが小さい(4.7インチ)
- デザインが古い(iPhone 8ベース)
- 中古で購入すると、バッテリーが劣化している可能性が高い
代替案: 新品のiPhone 15またはiPhone 14を購入する方が長く使える。
※ランキングは編集者独自の判断で決定しました。
買ってはいけないスマホのメーカー3選
メーカーによっても、避けた方が良いブランドがあります。
①FCNT(富士通)のarrowsシリーズ
理由:
- 最新モデルでも搭載スペックがそこまで高くない
- コスパが悪い
- 日常使いは問題ないが、ある程度のスペックを求める方には不向き
例外: arrows We2は例外的にコスパが良いと評価されている。
②Motorola(モトローラ)
理由:
- Androidアップデート保証が短い(2年程度)
- セキュリティアップデートも3年程度
- サポート体制が弱い
- 性能の割に価格が高い機種が多い
例外: moto g64 5Gなど一部の最新モデルはコスパが良い。
③Xiaomi(シャオミ)※日本市場では
理由:
- 日本市場でのサポートが弱い
- OSアップデート保証が短い
- 一部機種で不具合報告が多い
- キャリア対応バンドが限定的
例外: Redmi Note 13 Pro+ 5Gなど最新モデルは改善されている。
買って後悔しないスマホの選び方【5つのポイント】
①自分の用途を明確にする
質問:あなたはスマホで何をしますか?
- 電話・メール・SNS・動画視聴のみ:エントリーモデル(3〜5万円)
- 写真撮影・軽いゲーム:ミドルレンジモデル(5〜10万円)
- 重いゲーム・動画編集:ハイエンドモデル(15万円以上)
重いゲームなどをする予定がなければ15万円以上のハイエンドスマホはいらないでしょう
②CPU性能を確認する
最低ラインのCPU:
- Android:Snapdragon 7 Gen 3、Dimensity 8300以上
- iPhone:A15 Bionic以上(iPhone 13以降)
CPUは古いと動作が重くなります
③RAMとストレージを確認する
推奨スペック:
- RAM:8GB以上
- ストレージ:128GB以上
RAMが高い方が色んなアプリを開いてもサクサク動きます
④バッテリー容量を確認する
推奨バッテリー容量:
- 4,000mAh以上(できれば5,000mAh)
私はiPhone SE3(2,018mAh)を使っていますが充電持ちはかなり悪いです
⑤OSアップデート保証を確認する
推奨保証期間:
- OSアップデート:3年以上
- セキュリティアップデート:4年以上
【2025年最新】買うべきおすすめスマホ5選
「買ってはいけないスマホ」の反対に、買って後悔しないおすすめスマホをご紹介します。
迷っている人は、この中から選べば間違いなしです!
①Google Pixel 8a(ミドルレンジ最強)
価格:約5万円台〜
おすすめポイント:
- Google Tensor G3搭載で性能十分
- カメラ性能が非常に高い
- 7年間のOSアップデート保証
- コスパ最強
②iPhone 15(バランス型)
価格:約11万円台〜
おすすめポイント:
- A16 Bionicチップで高性能
- カメラ性能が優秀
- iOS 18搭載で長く使える
- Apple Payや各種サービスとの連携が便利
③Galaxy S25(ハイエンド)
価格:約11万円台〜
おすすめポイント:
- Snapdragon 8 Elite for Galaxy搭載
- カメラ性能が最高クラス
- ディスプレイが美しい
- 5年間のOSアップデート保証
④AQUOS sense10(コスパ重視)
価格:約5万円台〜
おすすめポイント:
- Snapdragon 6 Gen 1搭載で日常使いは十分
- バッテリー持ちが良い
- 防水・防塵・おサイフケータイ対応
- 実質19,800円〜とお得
⑤Xperia 1 VI(カメラ重視)
価格:約18万円
おすすめポイント:
- Snapdragon 8 Gen 3搭載
- カメラ性能が最高クラス
- 音質が非常に良い
- ソニー製品との連携が便利
買ってはいけないスマホについてよくある質問(FAQ)

Q1:買ってはいけないスマホの見分け方は?
A:以下の5点をチェックしましょう。
- CPU性能が低すぎないか(Snapdragon 4 Gen 2以下は注意)
- RAMが4GB以下、ストレージが64GB以下ではないか
- バッテリー容量が3,000mAh未満ではないか
- OSアップデート保証が2年未満ではないか
- 価格と性能のバランスが取れているか
Q2:エントリーモデルは全て買ってはいけない?
**A:いいえ、用途次第です。**電話・メール・SNS・動画視聴のみなら、エントリーモデルでも十分です。ただし、ゲームや写真撮影を楽しみたい方は、ミドルレンジ以上をおすすめします。
Q3:中古スマホは買ってはいけない?
A:条件次第で購入OKです。
- OK:キャリアの認定中古品、発売から2年以内、バッテリー状態が良好
- NG:発売から3年以上、バッテリー劣化が激しい、OSアップデート終了済み
Q4:iPhoneとAndroid、どちらがおすすめ?
A:用途と好みによります。
- iPhone:長く使いたい、Appleサービスを使う、シンプルが好き
- Android:自由度が高い、カスタマイズしたい、コスパ重視
Q5:型落ちモデルは買ってはいけない?
**A:発売から2年以内ならOKです。**ただし、OSアップデート保証期間を確認し、残り3年以上あるモデルを選びましょう。
Q6:5Gスマホは必須?
**A:2025年時点ではほぼ必須です。**4Gスマホは今後サポートが終了する可能性が高く、長く使うなら5G対応モデルを選びましょう。
Q7:カメラ性能はどこを見ればいい?
**A:画素数だけでなく、センサーサイズとソフトウェア処理能力を見ましょう。**iPhoneやGoogle Pixel、Galaxy Sシリーズはソフトウェア処理が優秀で、画素数が低くても美しい写真が撮れます。
Q8:防水・防塵は必要?
**A:日常使いなら必須レベルです。**IP68(完全防水・防塵)またはIP67(防水・防塵)対応モデルを選びましょう。
Q9:おサイフケータイは必要?
**A:日本で使うなら非常に便利です。**Suica、PayPay、楽天Edyなどを使う方は、おサイフケータイ(FeliCa)対応モデルを選びましょう。
Q10:スマホの買い替え時期はいつ?
A:以下の条件に該当したら買い替えを検討しましょう。
- バッテリーが1日持たなくなった
- 動作が遅くなった
- OSアップデートが終了した
- 画面が割れた、故障した
まとめ:買ってはいけないスマホの特徴 | 後悔ゼロのスマホ選びを
買ってはいけないスマホには、明確な特徴があります。
買ってはいけないスマホの5つの特徴
- CPU性能が低すぎる(Snapdragon 4 Gen 2以下)
- RAMとストレージが少なすぎる(RAM 4GB以下、ストレージ64GB以下)
- バッテリー容量が少ない(3,000mAh未満)
- OSアップデート保証が短い(2年未満)
- 価格と性能のバランスが悪い
後悔しないスマホ選びの5つのポイント
- 自分の用途を明確にする
- CPU性能を確認する(最低Snapdragon 7 Gen 3以上)
- RAMとストレージを確認する(RAM 8GB、ストレージ128GB以上)
- バッテリー容量を確認する(4,000mAh以上)
- OSアップデート保証を確認する(3年以上)
2025年のおすすめスマホ
- コスパ最強:Google Pixel 8a
- バランス型:iPhone 15
- ハイエンド:Galaxy S25
- 安さ重視:AQUOS sense10
- カメラ重視:Xperia 1 VI
最後に
スマホは毎日使うものだからこそ、妥協せずに選びたいですよね。
「安いから」という理由だけで選ぶと、後悔する可能性が高いです。自分の用途をしっかり考え、性能・価格・サポート期間のバランスが取れたスマホを選びましょう。
この記事が、あなたのスマホ選びの参考になれば嬉しいです。後悔ゼロのスマホライフを楽しんでください!
最終更新日:2025年11月
この記事は、各メーカーの公式サイト、キャリアの公式情報、ユーザーレビュー、技術仕様書をもとに作成しています。スマホの性能や価格は変動する可能性がありますので、購入前に最新情報をご確認ください。